2019年09月26日

ドイツの外科 1

ここ最近のこと。

指先に膿疱があり、圧迫して痛くなっていたので、皮膚科に本日緊急で観て欲しいと
お願いの電話をしたところ、様子を聞いていると外科に行った方がいいと言われて、
近くの外科を紹介してもらった。

その外科に電話をしてみると、今日はもう予約がいっぱいで訪問を受け付けられず、
明日の朝9時であれば良いということだった。
ドイツでは予約がないと受け付けてもらえないことが多々あるので、
まずは電話して確認した方がいい。
この診療所も例にもれず予約がないと難しいと言われたが、
一日待つとまたえらく膨らんで痛さも増すことが
わかっていたので、“tierische Schmerzen“ なんでこんな表現があるか分からないけれど、
直訳すると動物的な痛さ。理性的になれない痛さという意味から発展したのだろうか。。
「めちゃ痛いんですけれど。。」と訴えると
すぐこれるのであればいいという看護師さんの優しい声。

なーんだ。言ってみるもんだなーと思いつつ急いで病院に。

やはり切開して膿を出すことになり、まずは麻酔の注射を。
正確には分からないけれど、100ccぐらいはあるんじゃないかというぶっとい注射を注入。
腫れで指が膨れている以上にさらに太くなってしまった指。

先生はなかなか無口で、みると筋肉がえらくついている。マッチョな先生。
外科という情報だけでこの病院に来たが、一般外科に加え、事故外科、スポーツ外科が専門の領域であるらしい。マッチョさをおそらく患者にも期待する感じがするお医者ではあった。

「少し痛いけれど我慢してね。」なーんて優しい言葉はなく、
「いくよー」ブスッと注射。

こんな指先に膿疱があるだけというのは彼にとってはチョチョイのチョイだろう。
が、私と一緒に行った子供としたら、切開するというので、超ドキドキではあった。

手術台みたいなところに乗せられて、先生は白衣に白いエプロンをし始めて切開が始まる。

麻酔っていうのはすごい。近代医学で最高の発見だったのではないかと思う。
こちらも第三者として傍観して、簡単な自分の手術を見ている。子供もじっと見。

傷口は縫われず、開いたままそのまま様子を見るらしい。保脱脂綿に包帯をぐるぐるにされて
帰っても良いことに。無口な先生なので、こちらから質問をする以外には答えない。
「ところで薬は?」
「ないよー。大丈夫だよ。」
「あっそう」
抗生物質が処方されるかと思ったら、
切るには切るの西洋医学だが、あとはあくまで自然治癒ね。。。

次の日にもこの診療所に来ることになり、今日は終了。
さらに患者のマッチョ度が試されることに。


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