テレビ番組arteで
ギュンターグラス原作
フォルカー・シュレンドルフ監督の
映画「ブリキの太鼓」を見る。
ダッダダッダダッダダッダ
ギャー
パリン、パリン、パリン
大人になりたくないオスカル(オスカルシェン)は
3歳の誕生日に階段から落ちる事で、自らの成長を止めた。
途中小人が出てくるのが、印象的。
この小人は生まれた時から生物学的に大きくなれない人々で、
映画上でもよく集めたと思えるぐらい、小人でプロの役者をそろえていた。
映画の中。サーカスで生計を立てているこの小人達。
このサーカスを子どもとして見に来たオスカルは、
彼らと親睦を深める。
それは、体つきが小さいという共通する外観から、
共感が生まれたのかもしれない。
小人は、体つきは小さいものの、中身は大人で、
一方オスカルは体つきは小さく、そして態度は子供のまま。
それがよく表れてくるのは、
もう一度、オスカルはその小人たちに会うのであるが、
ナチスが台頭するその時には、小人は親衛隊になっていた。。
小人たちはオスカルに、子供のままでいることをすすめる。
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