2012年10月14日

河合隼雄さんの講演会

オーディオでしかなかったのですが、youtubeにて
河合隼雄講演「現代人と心の問題」というものを見つけました。

河合さんのご本はよく読ませていただいたのですが、講演会を聞くのは初めてで、
なかなか彼がどんなふうにだじゃれを言うのか想像ができなかったのですが、
なるほど。こんな風なのかと分かりました。

講演会の中で、日本は多神教の国だけれど実は一神論的だ。
(一神教といってなく、一神論というころがみそ)
というのと西洋は一神教だけれど多神論的だ。
というのが印象的でした。
なるほど!という感じで。

http://www.youtube.com/watch?v=bXcPVryOd-Q  

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2010年12月06日

カリーヴルスト屋で

ローゼンターラプラッツに寄ると
この人に会いたくなる。

人通りの多いこの交差点の一角に
カリーヴルスト屋さんがある。

ソーセージの上にカレー粉がかけられ、
そしてこのカレーの味を払拭するように大量にかけられる
ケチャップ。
この3要素がベルリン名物ジャンクフード
カリーヴルストをつくる。

そのカリーヴルスト屋のオヤジさん。
といっても30代だと思う。
失礼。店長。

いつもくるたびに
毎回違う研修生みたいな人がいて、
ソーセージごときで苦戦している。

注文をまちがえたり、
手際がわるくて、出がおそかったり。
インビスなのに大声で
ソーセージあがったよ!
とは言わずに、
そそーと丁寧にお客の机に運んできて
時間がもったいない!
と店長に怒鳴られてたりする。

お客が出て行く間際に
この店長さんが
「今日のカリーヴルストどうだった?」

と聞くのだけれど、

ほとんどの返事が
「おいしかったよ!」だ。

だって、どうみても間違えっこない。
すごく簡単なんだもん。

そうすると
店長さんは独り言のように
Ziel erreicht!(ツィール エアライヒト)
と言う。

目標達成!
という意味なんだけれど、

ナビゲーションシステムが
目的地に着くと発する言葉でもある。

ナビかね。君は。  

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2010年10月01日

須藤元気さん

ってほんとうにすごいと思うのですよね。
ニューヨークのパフォーマンス映像です。
http://www.youtube.com/watch?v=nDOPNLzEFH0  

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2010年09月01日

フォーラムに登場

夏休みの休暇もそろそろおわり
ギャラリーも秋のオープニングをむかえます。
秋の最大のイベントは10月最初に行われる
アートフェア。

そのトップページに。。。
なぜか登場。。。。。。。。
http://www.art-forum-berlin.com/

そーいえば、去年あるカメラマンに
ちょっと写真とってもいいかな〜って
きかれて、ポーズをとったのだけれど。。
これって訳ね。あらま〜。  

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2010年08月20日

多和田節

お友達に勧められて
多和田葉子さんの
「エクソフォニー 母国の外へ出る旅」
を読みました。

国境をいくつも越えられた作家の、
面白い発見事がつまっていて
とても興味深く読みました。

いつもなにかしら境界内にいることで
生まれる創作の舞台裏のような感じでした。


  

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2010年08月14日

Sさんとの約束。TかCか。

近所に住むスザンネは
日本文化を本当に知りたがるのだけれど
生粋のドイツ人でうまく説明できない時もある。

ノーと言えない日本人に
時々なる私。

誘われたものが断れない時がある。

そういう時、
時間がないなら、時間がないって
言って。
とスザンネに言われるのだけれど、

そう言われちゃうと、ますます言えなくなる私。。

他の事が頭にあってそれで
いい気分になれなくなるのを見ているのが
スザンネとしてはつらいらしい。

だから断りたいときには、はっきり断ってというのが
彼女の持論だ。

そうはいっても。断るか断らないか
分からない時ってあるじゃん。

と思うのだけれど。

Ja oder Nein
イエスかノーか
をすぐに突き刺してくる。

それにいつもは答えられない私。

答えが曖昧でいらいらしてくる彼女は
別の方法をみつけた。

お茶かコーヒーかで答えてもらえる?

お茶だったらノー
コーヒーだったらイエスね。

不思議なのだけれど、
答えがお茶かコーヒーであったら答えられる私。

たぶんイエスかノーかは決まってるのだけれど
はっきり、NO!と答えるのに抵抗があるみたい。

Tea or Caffe
だったら、

コーヒーで!
とか、
お茶だったらありがたいのだけれど。。。

とか婉曲に意思疎通ができる!
すばらしい発明!!

これはさ単に
私たちだけの決まり事なのだけれど。。  

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2010年08月12日

2歩、3歩

近所、といっても同じ建物にすむ
Sさんとはとても仲がよく、
しかも、私が家にいるかどうかなんて
すぐにばれてしまうから、窓なんかあけていて、
見つけられると、
また相手が時間があるとき、電話がかかってきて、

元気?お茶でもどう?

と声がかかる仲だ。

彼女とあるベルリンで行われている
日本関連のイベントにいったら
大変おどろかれたことがある。

普段、私は彼女としゃべっていて
もちろん母国語の
ドイツ語に関しては彼女の方が
ずいぶん上で、もちろん態度だけなのだけれど、
かなり彼女とは対等に接しているようなのだ。

それで、一端日本のイベントなどで
日本人と接する会にいくと、

あとで彼女からクレームがきた。

えり、2歩も3歩も下がってるよ!

ほう。その心は。

彼女と私とで話す時にはなにも感じない
ということなのだけれど、彼女と私ともう一人日本人が
はいってドイツ語などで話すと、私は2歩も3歩も下がっていくらしい。

それがもどかしいと彼女はいう。

おそらく、日本人の顔がみえたりすると、
日本での習慣、1歩下がるというのが出てくるのだと思う。

そういえば、昔
ドイツ人の彼が私が彼の後ろを歩くのを本当にいやがって、
横並びで歩くようにかなり強く言われた。

日本の狭い歩道でも必ずや横並びに並ぼうとしていたので、
自分の日本人としての無意識の癖をその時に認識したような気がした。

それから、私はなにも考えなくても彼と横並びになり、
そしていつのまにかそれを越して前の方を歩いていってしまったようだ。
道は分かれたのも気づかず。
  

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2010年08月08日

カザーネへの道

今は週末の最後の日の夕方。
つまり日曜日の午後6時頃。

地下鉄6番をつかう私も家に帰ろうとしていたけれども、
ぞろぞろと大きなリュックや布バックをもった
ガタイのよい青年が電車にのってくる。

ジーパンにTシャツなどの普通の格好の
10代なのだけれど、バックをみるとそれが
アーミー柄で、彼らが
週末の休暇を終えて兵舎(カザーネ)へ帰る所だというのがわかる。

私の家の先、いくつかの駅をいったところに
兵舎があり、地下鉄6番のこのころの電車は
こんな光景がいつもひろがっている。

ドイツには18歳の男性に兵役の義務が課されていて
2010年7月までは9ヶ月の兵役義務、
この7月からは6ヶ月の兵役義務となっている。
60年、70年代の冷戦時には12ヶ月から18ヶ月の兵役義務が課されていたようだ。

もちろん兵役の代わりに社会福祉施設などでボランティアをすることが
今では許されているという。

この日曜日の夕方に地下鉄6番線にのってくる
兵隊さんたちは兵役義務の人なのだろうか?
その年頃の年齢だ。

彼らは実にリラックスした平服なのだけれども
立ち方や目の配り方に一般の人ではない何かを感じる。

アーミーバックをみてしまうと、ああ、兵隊さんなんだと
確かめる事ができるのだけれど、
それ以前に出で立ちになにか鋭いものがあって、
車内にあった日常感が一気にもちさらわれる。

明日から彼らは訓練か。

現在ドイツ連邦軍は25万人をかかえている。  

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2010年08月02日

ユダヤ人、Rくん

知り合いの知り合いということで、
ある日本語のテキストの発音をみてほしいという
方にあった。

なんだかか細かい事は分からないけれど
会ってみる事に。

お名前がドイツ語名だったので
おや、ドイツ人かと思ったけれども
彼はイスラエルからきていてドイツ語も話さなかった。

自分はユダヤ人だと。

祖父、祖母の代はドイツ語ができたけれども
とてもドイツを嫌っていると言っていたので、
戦争のとき大変だった一家だっただろう。

2回目に会った時に
なんだかずいぶん自分の悩みを話していて、
なーんでそんな2回しか会った事もない人に?
とどぎもを抜いたけれども、

なにかこれだとみつけては
なんか違うとなって、
また見つける旅にでるとか。

旅といっても自分のなかのね。

どうも、聞いていると
家を探しているようだ。

自分の故郷。

両親や兄弟について聞いたら
家族がバラバラなんだということ。

だからそこに帰っても故郷という感覚がもうなくて
探しているらしい。

イスラエルという国をつくったのに
この人たちはまた自分の場所を探す旅に出なきゃいけないのか
思った。  

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2010年07月01日

ワールドカップ

私のワールドカップの思い出は
予選グループでドイツが1回だけ敗退したとき。

その時、私はパンコーというちょっとガラの悪い
地域を電車で通っていたときのこと。

ちょうど、試合の応援をし&もうよっぱらっちゃっていた若者達が電車にのってきて
どうしようもない負け試合の鬱憤をどうにかはらそうと思っているらしかった。

歳は10代だったかな。
20人ぐらいいて、ドイツが負けたのは戦争でドイツが負けたからだと
言い及ぶようになって、アジア人の私をみて
ベトナム戦争ではなぁ。と言い出した。

私はベトナム人でないよ。

という反応はここでは
全然通じないと判断したので、
そのままだまって、彼らのしたいようにさせていたのだけれど、

いきなり銃を持つ構えをみせたりして、
本当に悪態をついていた。

私は、こんなところでなにを言っても通じないと
思ったので、がまん、がまん。
どうせ子供のことと思うようにしていた。

そしたら、隣に座っていて、ほんわかと犬をつれていた
50代ぐらいのドイツ人の男性が

おまえら恥を知れ!

と言って若者を注意した。注意したがゆえに
そのおじさんは私の盾になってくれて、若者と口喧嘩になった。

そのあと30代ぐらいでこの一件をみていた男性が、
私に

こんなことが起こって申し訳ない。

と謝ってこられた。

私はおじさんにお礼を言うつもりだったけれど、
ぜんぜん私の方をみず、当然の態度というように
去っていかれた。

ドイツの敗戦でむけられた若者の憤慨は
私という外国人に向けられたのだけれど、
それは2人の理性ある大人にて、
ドイツ国内で収められた感じがした。
  

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2010年05月30日

レナ! ドイツ優勝! 

5月29日(土)にユーロビジョン・ソング・コンテストがオスロであった。
これは毎年5月に行われているもので、
ヨーロッパを中心とした国別ソングコンテスト。

各国が1曲のみ歌え、最後に各国のテレビ局を通して
視聴者が自国以外の国に投票ができる。その投票数が高い国に
ポイントを与える事ができる。

今年は39の国の参加でなんと優勝したのは!!

ドイツのハノーバー出身の19歳の少女。
レナ!!

各国が大仕掛けの舞台や派手なダンスで競おうとするなか
ドイツのレナはバックに4人のバックコーラスをおくのみの演出。

お化粧もシンプルで、衣装もシンプルな黒のワンピースで
登場。

飾り気がなく、緊張感がない軽いのりで
それが彼女の自然体らしく、
真似できない彼女らしさが好感度を増した。

報道陣にもくったくなく、ちゃめっけいっぱいに
答えている姿がすでに異色を放ってた様子。

39カ国のトップにたったことで、
4ヶ月前は普通の女の子だったレナさんが
ドイツに元気と、新しいドイツの印象を運ぶ。

http://www.youtube.com/watch?v=T2AtXSLiBTM&feature=related







  

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2010年03月08日

ベルリン人

空港にて。

大きなボトルのお水買ってきて
と言われて、小走りに売店へ。

「大きなボトルのお水ありますか?」

「奥の冷蔵庫に入ってるんだったらあるだろうよ!」

めげずに奥へ。ボトルを見つけ、レジに向かう。
お店の人はどこかにに消えていたので、

「あのう!!すみません!!レジ前です!!」

「そんなに騒ぎ立てなくてもいますよ!」

「急いでるんで!!」

「オレだって急げるよ。」
(のろのろ)

「もしよろしければ袋をいただけますか?もしあなたがご親切心をもっているならば。」
(目頭をあげて)

「もーちろん。全然あるさー。ほら。ほら。」

「ええ1枚でなくて、2枚!2本ボトル買ってるんで。見れば分かるでしょ。あとね忘れないでレシートください。」

「はいはーい。」

「ありがとうございます。まだまだあなたにもよい一日を!」

「ああ。いい日だったよ。すでに。(あんたに言われなくても)」

ベルリーナシュナウツェという言葉があるけれども、
これはこのような丁々発止やああいえばこういう的な
ちょっと乱暴だけれど勢いがある言葉のやりとりをすることを言う。

言葉だけを読んでいるとさーと青ざめてくるような
屈辱的なものが入っているけれども
当人同士はいたって次になにを言い返してやろうかと
考えながら和気あいあいとやっているものである。

ベルリンは元々は商業都市で、
周りの地域、ブランデンブルクからみれば
商業の中心地だったので、このような言葉のやりとりに
キャラがついたのかな。

だからまるで八百屋や魚屋でやり取りされるような
言葉のキャッチボールが単なる売店でもとりかわされる。
タクシーの運ちゃんとかでも。

かなり豪速球なんですけれど。。それをさらに捕らえて
投げ返す。ぎゃふんといわせるようなものすごい勢いで。

かつて東西ドイツが分かれていた時に
ケネディー大統領が西ベルリンを訪問した時に演説した際の言葉
「Ich bin ein Berliner」
私も一人のベルリン市民です。
という政治的な言葉が有名だけれど、

現在街中で、どうみてもドイツ人ではない人が
「私はベルリン市民です」と言うと
ベルリン風に態度が大きくて、生意気で
大口をたたくことがができる人だということがわかる。

まあこれでも愛嬌があるんですけれども。
着いたばかりの旅行者にはつらいですね。  

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2010年02月21日

「パレード」ベルリナーレ

行定勲監督作品の
「パレード」をベルリナーレでみました。

ヨーロッパではよくあるのですが、
部屋をシェアして生活をする若者たちの話。

シェア用の部屋はよくこちらではありますが、
この映画の中では内密でシェアしている設定に。

隣近所がなにをしているか分からない、そして共同生活している
人たちの本心が分からないまま進行する都会生活の設定でした。

本心というよりも生活の糧といった方がいいかな。
あるいは寂しさが分からなかったり、慰めがなかったりとか。

少女連続暴行事件が起こるのですが
それを行った犯人はどうしてそんなことになっちゃったのか、
映画の物語中でも俳優同士でそのことについて追求しようとしないし、
見ている人にも背景がこんなんじゃないかと、分かるようにはなっていない。

女の人への恨みか?
それもよく表現されてなかったし感じられなかった。

あまりにも原因が表現されてないというのが
この映画の意図でもあると思うので、
実は完成度が高い作品に。

映画としてはよいと思ったけれど、
これが現実であったら、やっぱ寂しいと思う。
けれどこれが都会の現実なのかなぁ。。。

つっこんでいろいろ聞き出すのは
それが厳しい話題であればあるだけ尋ねる人にとっても辛いからね。  

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2010年02月11日

スノーマン

あるとき
バスでウンターデンリンデンを通りすぎていたら
こんなにいっぱいの雪だるまが見えました〜。
こんなにつくって〜。



なんか河原でみる積まれた石のような。。。印象が。。
  

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2010年02月06日

久々に(時計)登場。

昔、時計が消えたので
どうしたことかと思ったけれども
掃除をしていたら見つかった。

けれども電池がなく、止まっていたので
近くのデパートの時計修理所に電池交換をお願いするためにでかけた。

お昼休みの前らしく
いそいそと従業員が働いていて
そのそばで彼女かもしれない女性が彼の休憩を待っているようだった。

でもこの状況をわからず、私がお先にどうぞと
彼女に声をかけると、私は彼を待っているところだからと
言われて、私の時計の電池を交換してもらうことに。

すぐの作業だったけれど、彼はもう我慢がならずといった
風にして、ゴムでただ首の周りについている
ネクタイをとって、既に休憩に入る体勢をとっていたし
あげくにはワイシャツをびりびり力任せに破りさくようなジェスチャーを見せた。

あ、もしかしてあなた、スーパーマンでしょ?

といったら、ちょっと笑ってすぐに、

お会計はいくらいくらです。
といったから、

あ、違った、もしかして今のバットマンでしょ。

といったらすごいうけた。
彼女もくすくす笑ってた。

なんかこういう風にすぐに冗談が言える街が好きだなぁ。  

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2010年02月01日

往復書簡

本当に
この街というかこの住んでいる場所の秩序に関心することが
ある。

昨日、いらない書類、というか書類にみえる広告が
私宛できていて、その封筒を封を切らずにごみ箱に
ポイ捨てしたのだけれど、

その封筒が今日になって、再び私のポストに入っていた。

だれ〜もう。いらないのに〜。

このまま捨てたら、
明日郵便受けに同じ封筒が目にはいるね。きっと。
  

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2010年01月30日

サンタおじさん。

最近習慣になっているのは
土曜日にちょっと遠出をしてマーケットにいくことだ。

有機野菜などが量り売りで売ってもらえる。
一人用にしては大量の野菜や果物をごっそり買って
1週間分の食材にしようというもの。

週明けはまだまだいいけれど、
金曜日とかには、これとこれとを組み合わせてなにができる?
というような足し算あるいはかけ算、なぞなぞになることにも。
1週間の読みを間違える事もある。

マーケットの最寄り駅につくと、必ずあるおじさんがみえる。
たぶん浮浪者だと思うのだけれど、よく耳にラジオをくっつけて
出てくる音楽に合わせてハーモニカをふいている。
それでハーモニカのリズムに合わせて腰を横にふりふりしているのだ。

すごく勢いよくふりふりさせているから
クリスマス時期によくみられるサンタの人形で、
自動的にお尻をふるおもちゃがあるけれど、それにそっくり。

おじさんも機械仕掛けかと思うぐらい。

今日はその彼が駅の出入り口のところにいなかった。

その代わりといってはなんだけれど、なんと駅の出入り口近くに巨大な雪山ができていて、
クリスマスツリーが逆さに2、3本さしてあるものができていた。

そのツリーになんか飾りみたいのがついているのだけれど、
よーくみると卵の殻だったり、みかんの皮だったり、リドル(安いスーパー)
の買い物袋だったりするから、ツリーごとかわからないけれど、
あるていどはゴミ箱からもってきたんだとわかった。

おじさんのいつもの定位置に雪かき用のシャベルがあったから
彼は駅出入り口の雪かきを任されているに違いない。

それで、自分なりの雪山をつくったに違いない。

ドイツの家庭ではクリスマスに本物のモミの木を買い、
家に飾る。それでクリスマスプレゼントはそのモミの木の下に
おいてだれそれのプレゼントだといいながら開けるのを楽しみにする。

けれどもその用が済んだモミの木はすぐさま道路に捨てられる。
まんま。

26日にはすぐに不要になったモミの木が道路にごろごろしている。

なんか環境国って、いったい。。
と思うのは私だけだろうか。

この雪山は、なんとなくおじさんの作品みたいだ。

マーケットからの帰り、
駅に立ち寄ると、ああ、やっぱり今日もいたのね
あのおやじは。

みると、旅行者に喧嘩売ってる。。。

彼の言葉もなに言っているかわからず。。。

喧嘩をふっかけられた方の女友達だろうか、
そんな人あいてにしないで早くいきましょうよと
英語で言っていた。
  

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2010年01月28日

インド人のカレ(ー)

Y先生にTEL。

奥様に話を伺おうと思ったので、
平日家にいる彼にびっくり。

何年かぶりの久しぶりに話をした。

数年前、Y先生と話した時になんかの拍子と話の勢いで
インド人とつきあっていることになってしまって、
あんまり否定してもその場が面白くなりそうもないから
私も調子に合わせて&めんどくさくなって

カレーおいしいです。

なんていっていってた時期があった。

それをまだ覚えていて。

えりちゃん、
そういえば彼どうなった?

と架空の彼のことを聞かれたので、

またあの時にもどって、あれはこうこうこういうことで
話を合わせただけ、という風にはすでに言えなくなってしまっていて。

カレーまずい!

で片付けたら、
たぶんY先生の中ですごい泥沼の終わり方が描かれたと思う。

どんな物語に出来上がっただろうか。
どんな話になっているか聞きたいけれども。。
  

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2010年01月25日

ブルーアイ

道を横切ろうとして車の影から目指すドアに近づくと
ふと横で気配が。
青い透明な目に見つめられた。

彼は腰ぐらいの大きさの
シベリアンハスキーだった。

食べられるかと思ったけれど、
当の本人はおとなしくしている。

もしかして犬ぞり用?

エスキモーみたいな格好してたから間違えられたかな。

そんなわけないか。

ご主人様のいる建物に入って行く。
  

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2010年01月10日

報道、借金王国

同じ建物に住んでいるスザンネが
ある時、新聞をもってきた。
そこに書いてあるのは、
日本は世界で2番目に経済大国なのに
自国の予算から比べると200%の借金をしているというのだ。

ドイツは70%、アメリカは100%弱。

これってどうなの?
経済大国はそれはその通りだと思うけれど、
借金がこれだけあるって、すごい驚いているのだけれど
といって新聞を持って来たのだ。

返す言葉がなく、新聞を読ませてもらう。

数字は
世界的に重要な批准調査をしている
Standard & Poor's 社のもので、信用がおけるものという。

なにか政府が対策を速急にうたない限り
借金の%は広がるばかりで
2020年には300%になるだろう、
いやそれは5年後に達成できる数字かもしれないと
記者が伝えていた。

日本は返済能力があるのだろうかと
信憑性を失い始めているともしている。

切り取って持って来てくれたその新聞の裏は
たまたまか、新聞社の意図かわからなかったけれど、
JALの破産による危機報道だった。。。
  

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