ベルリナーレ。
情報通がいて、彼女がおすすめかもという映画
「選挙」というドクメンタリーを見る。
神奈川県川崎市の市議会補欠選挙の時のもの。野党と与党議席がちょうど17対17(あるいは18対18だったかぁ)の上での補欠選挙で、その補欠一席を政令指定都市としてとらなければいけない自民党。ここで、公募で東大を出たという東京で古切手商を営む山内和彦氏が自民党候補となった。
2005年秋の時点ではこの一席のために、団結している背景自民党であるが、2年後にひかえる市議会選挙では、それぞれが対立候補となっていく。ということも皆、承知済みである。
初出馬となる山内さんには、今回後援会なんて最初からないから、仮の後援会となるのは、自民党の他の市議会の後援会の方だ。だから、今は山内さんのために手伝うけど、2年後はねぇ。出来ないよ。なんてお断りが最初からつくのである。
にしても、自民党はここで勝たなければ、与党が野党になるわけだから、
必死。
で、なんにも政界のこと(政治のことではなくぅ)を知らない山内さんをも
必死にさせていく。
人は外からの音としては3秒間しか聞けないから3秒に1回は名前を入れるようになどという忠告と電柱にまで挨拶する勢い。
自分の名前と、小泉さんの名前を同列に言って印象深くする。
それから他の選挙とも重なって、自民党候補者の応援をしに、小泉純一郎、石原伸晃、橋本聖子、荻原健司らが駆けつけるのだ。
小泉さんは首相になってから、そのパフォーマンスぶりでポップになったけど、しかし有名人から政治家になる人が多いいなぁ。
HPからだけれども橋本聖子さんは、
なんかまともなこと言っているような気がしたなぁ。
まあ、これはおいておいてぇい。
ということは東大出の山内さんは、
この映画が契機になって、ポップ咲くのかぁ?
主役の彼はベルリンに来ていて、映画を見終わった人から握手を求められていたけれどもぉ。。
もしかして、山内さんではなく、別の素人(でも東大出とか)が選挙に出る事になれば、同じような様相が見られただろう。“政界”ってぇ。。こわーい。映画の中での表現にも出ていたけど、スポコン、部活系である。よりもドン系かぁ?
ドイツ人たちと、滑稽に写るところは、がはは笑ったけど。
自分の国だってのがぁ。複雑にさせるね。
キャンペーンだからこうなるのかな。
大衆に訴えるってぇ。
とにかく名前か。
有名人の応援演説をみて、ずいぶんアメリカの傾向だなぁとも思う。
ドイツはないねぇ。
国民的英雄が政治家になるって。
政治家として有名になる人がいるけれど。例えば、ヨシカーフィッシャーとか(もっともパフォーマーかもしれないんだけど)、今は政治家ではないけれど、グレゴア・ギジーなんて、演説力と実行力で信頼があり、人気を集めていたよ。残念だ。彼の考えをライブで理解できないなんて。アンゲラ・メルケルさんも割と市民からあの人がやればよくなる。と上澄みに支持でなく、しっかりとした支持があるのも認められる。
また、映画の話にもどるけど、そういえば、ドイツにも同じような映画があった。若い候補者が苦戦する様子を描いていた映画があったなぁ。CDU(ドイツキリスト教民主同盟)から出馬した若干25歳Wichmannさんの話。
Herr Wichmann von der CDU ドイツキリスト教民主同盟党からミスター・ヴィッチマンっていう映画なんだけど。
フレッシュな風が政治をよくする!という概念の元、もうすでに無理なんじゃないかという空気もなんのその、立候補する話。一度見た映画だったけど、なんだったかなんとなく覚えていて、Herr Lehmann(ミスター・レーマン)と検索で入れたけれど、あ、違ったそれは、同じ年(2003)年に絶賛された映画の方だったぁ。
そっちを見てないなんて、自分おかしいんじゃないかと思うけれどもぉ。
随分話がずれてしまったけれど、とにかく、日本映画の紹介だったの。今日は。
Posted by Eri Kawamura at
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こいつも。