ルッツにおよばれ。というのは、彼は引越したからなのだ。
彼女といっしょに。
(そろそろ本気になったので)
それでお宅のお披露目パーティ。
シャルロッテンブルク区。
あそこ辺りの物件には、やはり古くからの建物があり、建物の入り口の風格や、フロアーの感じ、滑らかなる階段につけられた木製の手すりなんかから、年季が入っている感じがうかがえる。天井高でもあり、それでも、上の階へいく度ごとに、天井が低くなっていくのだが、(どうしてだか分かりません。おそらく建築上の構造の関係か?)ここ辺りの物件では、上階へ住んでもなんのその、天井が低くなっているのなんか分からず、私から言わせればちょうどいい具合で。
まあ、ルッツとナターシャのお宅、2人にしては大きかったぁ。
もしかしたら、家族とかも考えられているかもしれないから。
それは、それで、十分なお部屋だ。
ピンポーンと押すと
ルッツが一人一人ゲストを迎えてくれるのだ。
呼ばれたお客さんたちも、
クロイツベルクやプレンツラワーあたりのお方ではない。
年齢層も幅広く、彼の顔の広さがうかがえる。
彼はドアマンに徹している。
彼女は、ゲストのグラスからグラスへお酌嬢。
息がぴったりで、分業化されている。。
さすが、ドイツ人カップル。
まったく、いたるところに絵や、彫刻も飾ってあって
それらは自慢のお品なのだ。
二人のお宅拝見。と
二人のコレクション拝見といく。
あ!なにやら、これもクンスト(美術)らしきものが!
窓際にぃ。よくみると。
火山岩!しかも富士山からの!
富士山は夏の蒸気にかくれてしまって
残念ながら、ドイツから楽しみにしていたルッツは
見れなかったの。モノホンが。
それで、日本人は、富士があるとうそをついているのじゃないかと
疑われたんだけど。とにかく記念物がほしくて、ポケットに入れていったもの。
結局は、彼のコレクション入ってるのよ!
これが、一番高いかもね。
お客のだれもが、作品だとは尋ねないけど。。
気楽なパーティの割にはちょっと緊張しました。
ノイエの知り合いもいたけれど、ルッツがまさか、こんな家をねぇ。
私が一人で来ていたので、ノイエの副館長、アンゲラさんがやさしく声をかけてくれた。
彼女は、天才乙女で、細身でいつもモダンガールズな装い感じから、
まるで、キルヒナーの絵から飛び出して来た女の人みたいだ。
ちょうど、ノイエの代表作として彼の20年代のポツダム広場を描いた絵がある。
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