本日はぁ。6時にフェリックスと待ち合わせ。
この前会った時に、やはり失礼をして
誘いを断ったから、改めて新しい日程をとった。
とりなおしである。
携帯を持ってない人だ。
だから、ぷらぷら歩いていて会う時に約束をとるのだ。
まあ、ホントに変わった人。
お気に入りのカフェで。
フェリックスを描写するとすると、
ちびまるこちゃんの花輪くんだ。
コードーが激しすぎる。
身体表現が激しすぎるともいうべきか。
大した事ない話なのに、耳元で話すとか。
お茶ちょーだい。
とウェイターに耳元で注文するとか。
私の話も別に対した事ないのに
耳をそばだててくる。
別にー。㊙を言っているわけではないのよ。
しかも、あんたのそのもうもうとした髪の毛じゃま。
どーにかなんないのさー。まったく、うざい!
プルプル。
カフェの奥に座ると前にドイツ人の方が。
フェリックスは私を待っている間に、彼としゃべっていたらしい。
そこで、私がはいって3人で談笑となった。
けれども。どーみても。私は、アジアからの女。
2対1となるのよ。
そのドイツ人の男性はジョセフといったけれども
この近くのレストランで見習いみたいなことをしているという。
なぜかといえば、数年前暴力事件かなんかにからまれて
職を失っただか、失ってから一からやりなおしたとか。
なんだか、我慢してその職についているけど、
やり切れなさがのこるような感情を醸し出していた。
下の方のやつらとも繋がっているとか。
ホントかなー。
とにかく、すぐに私が結婚しているかどうか聞かれた。
彼も結婚していないという。30の後半。
それから、中国人と間違えられたけれど
日本人だということを明かすと、
日本とどうにかもうけ話を進めたいねぇ。
という。
あんた、コネクションあるか。
それから、今このカフェを出て違うところへという話へぇ。
その時には、フェリックスか自分かを選ぶようにの雰囲気。
あーのー。
ジョセフさん!
あのね。私はねぇ。アジア人で、日本からきて、女で、
結婚もしてないけどねぇ。それで、私はフェリックスとは友達で、
なんにも関係ないんだけどねぇ。
それでねぇ。あなた、なんか偏見なぁい?
男か女か、それで、アジアからきたか、ヨーロッパからきた
結婚適齢期かどうか、なんて関係ないよ。
あのねぇ。その前に、
あんたの前にいるのは“エリ”だよ!
そう見られたいよ!!
とりあえず、初対面なのですけど。
おうおう、さらに乗り出してきちゃった。
あんたは怖いんだ!
あーのー。
わからない。彼は、自分の怖さを人に反映させて言っているだけではないか。
何の根拠があって、怖いんだと言っているのだろう。根拠を辿れる会話線もなかった。
どーしよ。こーいうの。
とにかく、うまく折り畳む筋を考える。
とりあえず、私とあんたは、今ここであって、
お茶しているわけ。お茶しているところに楽しい会話があってもいいじゃない。
それを楽しむだけよ。
もう一度会うために電話番号を教えてほしいと
言われたけど、
あのね。偶然を信じましょう。
この携帯持ってないフィリックスとも偶然会う事ができたわけだし、
偶然を信じたら会えますよ。
と。
偶然節で乗り切ったものだ。
しかし、偶然はホント大切だと思うのだ。
信じるか、信じないかの差だねー。
ああ。でも出しゃばるのは気をつけよう。
こんなの、フィリックスが隣にいたから出来たようなものだ。
危なっかしい事は避けよう。念ずる、念ずる。
この記事へのコメント
ご無沙汰してます。Kです。
印象的な出来事ほど偶然には思えないものですよね。
上の話は少々大変そうですけど (ん〜)。
個人的な話ですが、昨日、乗り合わせた電車で忘れられない出来事がありました。
僕が立ち止まった優先座席の近くに、一人のおばさんが立っていました。
彼女はペースメーカーを使っているので、近くで電子機器を使われると命取りです。
でも何も知らない若者が携帯電話を使い始めたので、
おばさんは青ざめた顔で若者に電話を使わないようお願いをしました。
幸い若者は状況を飲み込み、その場を去りましたが、
おばさんはまだ少し落ち着きを失っていました。
僕らの降りる駅が一緒だったことが分かったので、
それまでの間、二人でおしゃべりをして過ごしました。
そこで彼女は、こんなことを話してくれました。
幸い子供達はもう自立したけれど、
あと5年でいいから自分の時間を楽しみたいって。
こんな休みの日には電車に乗ってお買い物をして歩きたいって。
おばさんの言う「あと5年」を、僕には計ることができなかったです。
でも、ふと心に感じるものはありました。
偶然に感謝するしかありません。
しばらくの会話を楽しんだ後、
お互いのお別れの言葉は「会えてよかった」でした。
PS. 長くなっちゃってゴメンナサイ。
どうしてもお伝えしたかったのです。
コメント読ませていただいて、私にもその5年は計ることができないなぁ。と思ってしまいました。そのおばさまは一日一日を大切に生きてられるのですね。現実的に電子機器などというのは、今ではそこら中にありますよね。常に彼女には、死の恐怖がつきまとっているのでしょう。文字で書くと簡単ですけれど、そういう状態は今の私には考えられない。頭フルフル。Kさんの体験は正に一期一会でしたね。「会えてよかった」との最後の挨拶は素敵な瞬間だったと思います。
ps.全然長くないですよ。素敵なお話をありがとうございます!
僕は元気です。ぼのぼのさんはお元気ですか?
ぼのぼのさんには元気でいてほしいです。
そう、ドクメンタが開催される頃、ドイツを訪れるかもしれません。
もし同時期にぼのぼのさんがオーガナイズする展覧会があったら教えてくださいね。
ICEでひとっ飛びします!!
僕は元気です。ぼのぼのさんはお元気ですか?
ぼのぼのさんには元気でいてほしいです。
そう、ドクメンタが開催される頃、ドイツを訪れるかもしれません。
もし同時期にぼのぼのさんがオーガナイズする展覧会があったら教えてくださいね。
ICEでひとっ飛びします!!
ぜひ!ぶっ飛んできてください!
お待ちしております。ちょっと、企画の方は未定ですが。