「どいつもこいつも?! あっつ、私もかー。」
という私のつぶやきを拾ってくれた恩師より久しぶりに連絡が来ました。
原さんありがとう!
http://takafumihara.jp/
原高史さんは住民にインタビューして
人々の印象的な言葉を拾い、絵を描き、窓に貼るなどしてその家の屋号のような
ものを作る、アーティストです。
ベルリンではAuguststrというかつてユダヤ人街であった通りの
住居を全て取材し、その通りの窓を埋め、かつての
ユダヤ的な習慣や、風習、生活感を掘り起こすような作品を造った。
そうそう。原さんがベルリンから帰国する時、引越しの手伝いをすることになり、
そしていらなくなったベットや電化製品をいただくことになり、
トラックで一緒に回っていた。
それで、私の家でそれらの荷物を降ろすことになって荷台から私が降りようとしたら
そこにあるはずの踏み台がなく、足を踏み外して、
そのままズデーンと後頭部からアスファルトに落ちた私。
引越しのお手伝いはすぐさま中断して緊急病院行きとなり、
通りがかりのタクシーを呼ぼうとしたが、血みどろの私をみて
無視された時に叫んだ言葉がこれ、
「どいつもこいつも! 」
(ちょっと考えて間があって)
「あっつ、私もかー。」
堪忍袋の緒も切れてたし、自分の頭皮も切れてたというもの。
もう何年前の話でしょうか。。
心配の方もいる?と思うのでその後の話を書くと。。
近くの大学病院へ。
様々に緊急を要した患者さんがいらっしゃるので、
待ち時間はどうでもいいから、
私なんかよりもなんか指が取れちゃっている人先に治してくださいという
気持ちになる。
自分が軽い方だなと思わずにはいられない事態へと導かれ、
私の番が来たら、多分研修医さんだと思う随分若い人が、
チョチョイと見ただけで、なんだか文房具みたいなのを取り出して
ガクンガクンと頭部に何かやって
「平日によく使っている外科へ行ってみてもらって」と言われて帰された。
自分では何をされたかわからないので、付き添いに来てくれた人(誰だったか覚えていない)
に見てもらうと、タッカー2発ぐらで傷口が留められているとのこと。
(医療用のものだったと思うが、ホチキスのようなもの)
かなり乱暴だなぁ。と思いつつ。
こちらはけが人。言われるがままにするしかない。
また、後日いった外科で「CTスキャンをした方がいい」と言われ、
外部施設に予約しなければならず、電話したところ、
「今月は一杯なので4週間後かな。」と言われた。
4週間後って。。すぐに見てくれないんだ。
脳だからそんなに待てないよね。。。
本当はすぐにみてもらいたいのに。。
多分、そんなに待って障害があるってわかったらもうアウトだよね。。
逆にすぐする必要ないのであれば、問題ないのでは。。
いろんな思いが巡ったが、
実際レントゲンもえらく長く待ってCTスキャンをしてもらった結果、
(またその結果を待つこと2週間ぐらいはあったものの。。)
異常はなく、
その言葉「どいつもこいつも!(少し間をあけて) あっつ、私もかー。」
が残って、後で何回も原さんと奥さんと大笑いするネタになった。
そうそう。今でも私の中の“つぶやき“にもなっている。
あざっす!
この記事へのコメント