2009年01月17日

フリッツ親父が食べたもの。

この前、ココ・クーンさんについて書かせていただいたけれども。
その彼女が個展をしている。個展といっても商業ギャラリーではなくて
プロジェクトルームだ。

http://www.zagreus.net/

フリッツ親父が食べたもの。

ここは元々アーティストのオーナーさんで
でもアートでは食って行けず、南ドイツに料理の修行にでたという
ウルリッヒこと
ウリ!

俺のことをウリと呼んでくれといったり、

ロゴだよなどと、

ローギッシュのことを(当たり前)
短めに言ったりする。

割と簡略系タイプの人。

料理の腕は、そりゃーアーティススティックな元があったからでも
あったでしょうけれど、うまいもんです。

そのウリが、気の向いた週の水曜日ぐらいになってから、
土曜は俺のところで食事会だよ!
とメーリングを一斉送信する。

立派なコース料理である。

でも25人ぐらいしか座れない。。
ので予約制。。

早い者勝ちである。
あるいは、皆の都合を無視した行動であまり客が集らない事も。。

いつもそのスペースで企画されているアーティストの意向や展覧会の雰囲気に合わせて
料理が出される。なので、メーリングには予定の出し物の料理が書かれてある。

この品目に誘われて、あるいはウリのおおらかな人柄にさそわれて
ゲストはやってくるのだが、

今回の出し物は。。

というと

アルターフリッツの料理
フリッツ親父の料理

つまり。。

ベルリンが都市として発展する前の時代。プロイセン時代のオヤジ。
そう。あの当時、美食家と言われたフリードリッヒ大王が食べたであろう王宮料理を
出してくれるというのだ。

展示アーティスト、ココ・クーンはサンスーシー宮殿でも展示したことがあるという。
その彼女は王宮文化と現代の庶民文化を繋げようとするインスタレーションを展開。

キンキラに輝く黄金と思われるその壁に埋まるデコレーションは
空き缶を単に金色でスプレーがけしたものだった。

昔はここにワイン、当時高級品であったワインが横たわっていただろうけれども、
今では、缶ね。それも現代を象徴するような大量生産のもの。というアーティスト談。

フリッツ親父が食べていたものとは。。

焼きホタルジャコ(淡水魚)ケーパーのとろみイエロースープ、クリーム添え
暖かいキジのパステーテにクランベリーソース、レモン汁をかけたキノコ
野鴨の詰め物料理、鴨レバーとキャベツの酢漬けアップル&パイナップル入り、焼きじゃがいも。マロンソース
ブラン・マンジェ、オレンジソース、白洋梨添え


というような感じで。

フリッツ親父が食べたもの。

2月21日(水)も同じようなイベントがあるようですよ。
メニューは違うようです。
予約はこちらに。030 28 09 56 40



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