11月7日10:30より
独立行政法人国際交流基金 理事長、小倉 和夫 さんの講演会
「日本の外交文化政策」にいってきました。
30人ほどが入れる講堂で、予想外の反響で、
残念ながら予約がとれなかった人もいたみたいです。
ごめんなさい。
宣伝しておきまして、そういった状況は把握できませんでした。
やはり文化一般全体的なことを1時間内でしゃべりきるっていうのは
難しいことだとおもいます。
小倉さんは60年代、70年代、80年代、90年代と10年ごとくくって
日本の流れを紹介していただいたように思えます。
その中でも、オーガナイズ側の重要性。
アートマネージメントの重要性を訴えていただいたのには感謝。
ただ、やはりお金とも絡んでくることなので、
結果、国際交流基金はマネージメントに関して金銭的に余裕があるのかと
いう考えが浮かんできてしまいますが、
実は、商業ベースでマネージメント業界の重要性はすでに認められていると
付け加えられていました。
最後に西洋と日本の文化の違いの一端として
話されていた“拍手”についての考え方が面白かったと思います。
劇場では、舞台があがると観客は拍手をしますが、
この心理的意味とは、私は舞台から今切り離されましたよ、ということ
変わって能の舞台では、舞台があがっても観客は拍手はしない。
これは実は、舞台と客席の境界がなく、舞台がおわっても
現実に同じようなことがつづきますよということを意味していると。
また、もう一つ、面白い発言は
パリから朝早くいらっしゃったということで、
ただ、空港であまりにも長い時間待たされることがあったと、
フランス人はバカンス、バカンスばかり考えて
仕事しなさい!とドイツ人に言っていたけれど、
(まあ西洋人なので、同じような人種かもしれません)
そういう風にぶっちゃけ、日本人の本音言うのもいいかと。
なんていったって、日本人はアリのように働いていると
いわれているのですから。。。
でも、逆に、日本人が西洋に文句があるっていうことが
明らかにされるのはいいことだと思います。
ビジネスでは摩擦になるようなことも、
文化交流では、時に無礼講にもなることがあるのです。
小さいところですが、
これが外交でもあると思うのです。
パチパチパチで終わりました。
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