2008年01月16日

1月17日オープニング 寺田佳央展

以下、次回展覧会のお知らせです。

ラ・コンディション・ジャポネーズではただ今
「寺田佳央 "I, receiver"展」をサポートしています。


オープニング:1月17日(木)18:00 - 21:00
期間:2008年1月17日~26日 (月・火休)
時間:11:00 - 18:00
場所:Brunnerstraße 29, 10119 Berlin - Mitte
詳細:http://ma.kao.free.fr/

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

la-condition-japonaise
宮崎申太郎、河村恵理

1月17日オープニング 寺田佳央展


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Kao TERADA "I, receiver"
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私はこれまで、さまざまな「境界」を形作る空間を描いてきました。
"I, receiver"展は、描く主体を境界の向こう側に置いたらどうなるのか、
という問いから発した展示です。小品絵画、紙の立体等で構成しています。

私は昨年、サハラ砂漠をラクダのキャラバンと旅して、強烈な太陽を
浴びる体験をしました。そのとき、目から光景を受け取るのではなく、
全身で世界を浴びる新しい感覚の回路が開きました。
旅行後に向日葵を描き、この体験を深めます。
絵も人も、光に照らされることで初めて生き、世界に何かを返せる存在だろうと
再認したとき、耳を澄まして絵の中に向日葵の性質を感じる自分と、
砂漠で太陽を浴びた身体感覚がひとつになります。
それまで離れて見ていた絵の方へ自分が行き、絵と私が光と世界を浴びる
ひとつの受信器となったと感じました。

"I, receiver"という自由な身体を得て、私は今は境目のあちらにもこちらにも
いる。より柔らかく世界を受け取って、冷たくも固くもない空気を返したい。
今回の展示は、そのような試みの第一歩です。

*
てらだ・かお 75年生まれ。武蔵野美術大学院修了。99年
パリ国立高等美術学校へ協定留学。02、04年コバヤシ画廊(東京)、
06年新世代への視点展、武蔵野美術大学パリ賞として
パリ・シテデザールに滞在。07年9月よりベルリン滞在。
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