またこの方に会った。
やー
マダム・エリ
ボンソワー
ずいぶん長らくお見えにならないと思っていましたので、
どーしたのかと思っていました。
ショファー(運転手さん)ヘンドリックと空港にて。
体格がよく、どーんとしていて、ちょっとかすれた声が特徴の彼。
どうされていました?
いやー、わたしはロンドンに行っていたのですよ。
それからも全然ベルリンにいることがなく。。
わたしは休暇でパリへ。
休暇といっても10日で、パリで自分の写真展をしていました。
その後は弟の結婚式にね。どんちゃん騒ぎでした。いい結婚式でしたよ。
へぇ〜。
よかったですねぇ。
写真展とは例の写真ですか。
はい、そーです。
例の写真とは、昔彼は軍隊の写真部に入っていて
冷戦時の東西ベルリンを撮りためたものだ。
ヘンドリックは17から30才までフランスの軍隊にはいっており、
30才から13年間は別の軍隊に入っていた。といった。
ところで、どこの。
イギリス軍でした。
へー。その後、もしかしてロシア軍に所属とか。
いえいえ。そんなことはしなかったのですよ。わかります?
ルーブルはその当時から悪かったからねぇ。
へぇー。
ということは本当にあなたは資本主義だったんですねぇ。
あはは。
軍隊に所属していた生活が長かった成果、
早朝5時には目が覚めてしまうという。
7時に出勤。
今ではリムジンの運転手さん。
大統領級の方のためにも仕事をするという。
マダム・エリ
仕事終わりましたら、脇でまっておりますので家までお送りいたします。
これは会社に秘密ですよ。
わたしのミッテ区にある小さいアパートに寄ってから
ずっと北の会社のあるライニケンドルフ区に車を返してから
自分のアパート、ずっと南のノイケルン区に帰るという。
粋な計らいで、らくちん家にとーちゃく。
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