なにか困る事があると、訪ねる場所があります。
カシミールのオヤジさんのところへ。
ブティックを経営されていて、家よりちょっと歩いた先にあるのです。
あまりぱっとしないお店で、わたしがいつもいっても
お客さんはぱらぱらと見える程度なのですが、
帰り際には、現金のちょっとした束をにぎっている。
それはやはり長年お店を構えているからでしょうか。
いえいえ、なにか秘密があるのではないかと
わたしはいつもご商売のテクニックをのぞきにいくのです。
けれど、行き着く所はいつも、彼の人生観にいきあたります。
ショージキでいること。
それと感。
気にいっている洋服があっても
彼の前ではだまっていると、
これが似合うんじゃない?と
第一に持ってくてくれるのは、さすが。
そういうことが何回かあり、
今回はまたわたしのご指名が当てられるのじゃないかと
期待を抱きつついくと、
突拍子もないものを持ち出して
怪訝な顔で疑って着てみると、
なんかわたしのキャラを見通したようなもので、
いつも関心してしまうのです。
もちろん、わたしが払えそうな額は押さえられています。
お商売に関しての師は、このかたと
もうひと方。
もう一人はまったく違う方法で
自分の商売を展開されているので、これも勉強になる。
どちらがいいというよりも、自分がいいとおもって、
さらにできるところは吸収したいなぁ、と。
とにかく自分のスタイルを持っている方たちです。
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