研修生制度というものをつかって、
日本学や、日本の文化を専攻している学生に声をかけた。
私たちのla-con の活動を手伝ってもらえるような方はいないかと。
それが去年の10月のことで、何人か応募があったので、面接して
彼らの希望と私たちの希望があう人にお願いすることにした。
大学生ということで、大体80年代生まれの方。
10歳も年が違うなんてこともあり。
ドイツ人との深い付き合い方は、
タンデムなど語学交流などでできるかもしれないけれど、
ちょっと今回は違う形で。
日本の若い世代とつきあうこともあまりない中、いきなりドイツ人の若者と接する事に。
11月から第一期としてアネさんが私のところと、
もう一人いっしょにやっている宮崎くんのところで研修を受けた。
研修といってもぉ。。
こちらも始めてのことで、あちらにも迷惑をかけたにちがいない。
行き違いも多かった。。
彼女は日本の政治、経済、社会の研究をしており、
文化面を特に知りたいということではなかったのだけれど、
ゆくゆくは日本で勉強したいと、そのために私たちのところに応募してきた。
お父様が東ドイツ時代の海軍のお医者さんだったということで、
ロストックで生まれて、その後はリューゲン島で育ったという。
ドイツではめずらしく、海を知っている人だ。
また、これもめずらしく島国文化の気質が備わっている人だと思った。
リューゲン島に私も行かせていただいたことがあり、
行った土地のことを話し合えるのはよかった。
あの島にあった新鮮な空気のことはなかなかビジュアルで伝えられないのが
残念だけれど、一番話題になったのは、空気の奇麗さだった。
海が周りにあることで、空気の流れが速いらしい。
彼女には主にアドレス関連の整理を手伝ってもらう。
あるいは、日本人といっしょにお寿司を食べにいきたいというので、
彼女ご指定の寿司インビスにでかけたり。
その時はしきりに私の感想を聞きたがった。
この日が彼女の研修が最後の日で
なんだか、ごそごそと新聞紙の包みを出して
お礼です!という。
そんなに大したことをしてないのに。。と恐縮しつつも
包みをあけると、
自分で描いたという絵。
墨で描いた北斎似の波と富士山のようなものが
かかれてある絵と彼女が好きだという歌の歌詞が書いてあった。
心がこもったものをもらったと思う。
私の絵画コレクションに入れます。
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