2007年09月11日

Sally Potter yes

ハリーポッターではなく、
サリーポッターのイエス。

という映画。をみました。

主な登場人物は、
She と He

それから
Sheの The husband(夫)
Sheの The aunt(おば)
と彼らのメイド、The cleaner(掃除人)(割と黒子役)

She彼女はアメリカの女性で、科学者。
He、彼は中東からの亡命者。

彼女と彼女の夫(政治家)とはあまりうまくいっておず。
そんなとき、レストランで働いていたHeにSheは心ひかれていくのです。

Heは自分の感情を表現することがうまく、
Sheの夫は、職業柄か感情というものは、押し殺すものだと思っています。
夫の感情表現のたりなさに、彼女はジレンマを感じていたかもしれません。

サリーポッターはこの映画の脚本を
9月11日ニューヨークで起こったテロのあとに書き始めています。

アメリカをこのSheで
そして、西洋の世界に住むアラブ世界をHeで
表したかった作品だと思われます。

Heは、自分からイスラム教だということで
侮辱され仕事場を追われた事を発端として
自らこの不倫に”No-"を決めるのですが

その怒り方がすごい。

彼女に発せられた言葉は、アラブからの言葉ともとれるのです。

お前たちはコーランを読んだ事があるのか!
うちらは一生懸命英語を習うのだけどな、
あんたらは、アラブの言葉を勉強したことがあるのか!

彼女は路頭に迷います。

サリーポッターさんはイギリスの方で、
はやり映画の最後は、西洋の映画の典型的に
SheとHeの関係は、ハッピーエンドの方、イエスの方に向かうのですが。。

それは私から個人的な意見を言わせてもらうと
やっぱりハッピーエンドかどうかわからない。
そこでは、伝統、例えばコーランというものもそうかもしれませんが
そういう、昔から伝えられたものがなくなっていっているのです。

とにかく、いろんな複雑な思いが喚起される一作です。
洗練されているセンスで、画面の方、とても美しくつくってありました。

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