2007年04月09日

サルティンバンク

昨日は4人で会合。
お疲れさまでした!!

たぶん、みんな出しすぎて
本日はぐったりだったのではないでしょうか。

私がぐったりだったから。。

本当にお疲れさまでした!!
とても有意義な時間となりましたよ。
ありがとうございます!!

さあ、ぼーっと
午前中と午後としていたから
ちょっと外の空気でもと吸いにと思って出てみるとぉ。

あー。
いましたぁ。

ベルリンってこれだからぁ。いやになっちゃうのよん。
フェリックス。がなんでか立ってんの。目の前に。

あー。

あー。

向こうも言ってる。

そういえば、彼の洗濯機が壊れたかなんかで
ローゼンターラプラッツの近くのワッシュサロンに通っていたんだっけ。
私の家の前のここはヤツの通り道だったぁ。

しまったなぁ。
もう引越した先が分かってしまったぁ。

なんで、あなたここに立っているの。
と聞くと、顔見知りの浮浪者が飲みかけのビールを置いて
なにかを取りにいくというから、このビールが盗られないように見張りをしているのだという。

ふーん。あっそう。

フェリックスとしゃべっていたら
その本人が帰って来た。言っていることは本当らしい。

ワッシュサロンに洗濯物を取りにいくんだけど
ちょっとそこまでどう?と誘われて、
このサロンは私のお気に入りの一つだったから
オヤジさんに挨拶でもと思ってついていく。

そこで、フェリックスが
ひそひそ声になって、
おい、知っているかい?
と耳打ちするので、

なにかい?
と聞くと、

このワッシュサロンの秘密を教えてくれるという。

なになに、と耳をそばだてると、

あっちから通りを渡ってくる人がいるだろう、
その人とこのワッシュサロンのオーナーを見てご覧よ!

あれ、ワッシュサロンのオーナーが外にいる。
いや、中にも!

やつらは双子だ!

ほんとだ。ほんとうにそっくりの瓜二つの顔と容姿、格好である。
フィリックスは噂で聞いていて、彼らを同時に見たのは始めてといっている。

そういえば、いつも不思議に思っていた
このワッシュサロンは、午前6時から午後23時まで開いている。
いついってもあのおやじさんがいたから、よう働くなぁと思っていたけれども
双子で経営しているのであれば、納得がいく。

いやぁ。それにしてもものすごい分身の術なのね。

神出鬼没フィリックスと訪ねる場所は
いつも奇想天外なことがおこる。

なんかそれにへんなコスチュームきていたなあ。
タイツみたいな。舞台衣装か?
サルティンバンクの衣装みたいなものを着ていた。
彼は、この街の道化を演じている。
演じているだけかわからないけれど、もしかしたら本物かもしれない。

不安があると
(彼はドイツ人にしては珍しく、なにについて不安があるのか
述べなかった。)私に告白するのだけど
その目は不安におびえている様子もない。
あの眼光はどこからくるのかと思う。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)人間じゃないもの

2007年04月08日

フクロウつづき。

この日も遅くかえったけれども、
今日は、シルビアの部屋で相談事が続けられていたぁ。。

個室面談だね。
あたしは。寝させてもらうよー。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)こいつも。

2007年04月07日

夜の王者フクロウが家に。

心理学をきっちり勉強した人が家に一人いるとはぁ。
なかなか、便利。
もちろんオラフ君のことである。

今日は、また夜遅くなったけれど
誰も家にいない気配。
自分の部屋で休んでいると、
足音がして、ドアが開く。

えっとぉ。バスルームはどこですか?

30代ぐらいの男性で、全然!知らない顔である。

こういうのには、驚かない、驚かない。と
言い聞かせ、冷静に玄関の方ですと答える。

あれはなんだったんだろうー。
と思いながら、少々してオラフ君が
顔をのぞかせたから。

なんかね。知らない人がここの部屋に入って来たよ!
と訴えると、
あれは、シルビア(同居人の一人)の友達で
今マークス(同居人の一人)の部屋に住んでいる。
という。

全然、知らされない。

今日の午後からこねていたのを見ていて、
是非それを出来たらちょいとぉ。と言っていたので、

クノーデルというのを食さない?
というお誘いであった。

パン生地で、最終的には蒸す。
ドライフルーツソースがけ。

食卓にはシルビアも並んだ。
シルビアとちょっと挨拶以外の話をするのはここで始めて。

直接となりの部屋に彼女は住んでいるが、
朝は早いし、夜は遅いので、顔を見合わせる事は
滅多に無い。

隣に住んでいるのに、は、はじめまして。よろしくどうぞお願いします。
と言ったのは、もうすでに4月も4日ぐらいたってのことだった。

彼女は大学生なのだけれど、
政治的な活動にも力を注いでいるとか。

気分がよくなったようで、
歌を歌ってもいいかと私たちに許可を求めるので、
断る理由もないから、歌ってもらったら、
なんだか労働者賛美曲だった。

あなたの政治活動とは、もし政党名を言えるのなら教えていただきたい。
とシルビアに問いを投げかけると、
政党名はいえないけれども、まあ、リンクス系ね。
左派である。

うぅん。こんな普通なガールがリンクスとはぁ。

彼女は見た目は女の子っぽいなのだが、
態度がものすごく男の子っぽい。

食卓にある椅子にすわるときも、
きっちり机に胸を平行して座るのではなく、
足を投げ出し、椅子なんか2つぐらい占拠して
胸は机に対して直角である。

明日も休みということで、
オラフと彼女は長話。
彼女のセクシュアリティかなんかについて
オラフに相談をもちかけていたっけ。

内容がディープすぎて
ついていけなかった。。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)どいつも。

2007年04月06日

イースターのスープ

昨日は、チキンがスープ用では?
という皆の感想があって、

早速、オラフ君は、昨日の残りに残った
チキン骨付まるまるをそのままどっぷりブイヨンをとるごとく
コトコトと午前中から煮ている。

あと30分ぐらいかかるかな。と
相変わらず、時間がかかる料理を、支度中。

2人でスープを。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)どいつも。

2007年04月06日

まだまだ。鳥ガラからぁ。

そのスープで、こんどはオジヤをつくる。
こんなに、鳥一匹からレパートリーがぁ。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)あっ、私もかぁ。

2007年04月05日

イースター前のグリル

本日は、イースターに入る前。
同居人の一人の彼女、スザンネの家で
友達のパフォーマンスをやるとか。
つまり、出前芝居だったのです。

彼女の部屋は一室でだいたい20平米ぐらいかなぁ。
3分の一を舞台としてつかっていました。 

内容は、寝る所も食べるものもない放浪旅行者となったJapanerinが
そこで現地の路上ミュージシャンと出会うお話。そのミュージシャンとはぁ。
日本語をまったく話せない、Japanerinであったぁ!

こんな舞台をやってますという
プロモーションをかねたショーであったが、
こんな即興で自宅を解放した、スザンネの太っ腹に関心。

これが午後10時頃で、同居人のオラフ君が、
そういえば、今日料理しようとおもってぇ、
すでに下ごしらえしてある。しかぁしぃ。
メインの肉を買うのを忘れた。。。
というので、夜遅くまでやっている近くのスーパーへ。

鳥のまるまる冷凍を買う。

さて、やれやれ、家についたといえども、
それにしても、冷凍を解凍したり、
しかも、作りたかった料理というのは、オーブン料理で
ローマ陶器に入れてじっくりことこと約2時間が基本みたいなのであったからぁ。

あとはオーブンに入れたから、2時間ねー。

と言われた時にはぁ。12時ちかくだった。。

おなかは空いていたが、
眠気はさそって、出来たら起こすようにと
言付けをして料理が出来るのを待つ。

で、スザンネに、できたよー。と
(あ、こっちの家にきたんだ)
呼ばれて、なんだかクリスマスの料理で
食すようなグリルドチキンができてきちゃった。
プラムの赤ワインソース煮である。

で、これを4人で、せっかくオラフ君が
作ってくれたので、遅い夕食(おそすぎー)
をとる。

なんかぁ。チキンがもしかしてスープ用じゃない?

というのが皆の感想であった。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)どいつも。

2007年04月04日

改名!

同居人のオラフ君が
私に名前をくれた。

私の名前の意味を聞いて、
それをプロテスタント風にしてもらったのだ。

恵まれているもの。という意味で。
じゃーん。

ベネディクティーナ!!

ちょっと長いのですけっどぉ。

そういえば、今の法王はベネディクトちゃんだ。
ベネティクティーナの男性形だ。

おうおう。法王と同じ系列かね。
すごーい。

あなたの。ベネディクティーナより。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)あっ、私もかぁ。

2007年04月03日

西尾幹二さん。

http://nishiokanji.com/blog/
西尾幹二さん。

ドイツ文学者からの出身であるのに、
ドイツと日本の架け橋になる以上の幅広い領域に渡って活躍されている。
日本に揺さぶりをかけている数少ない知識人のうちの一人ではないかと。
ヨーロッパと日本の比較は、彼の歯切れのいい文章から参考にさせてもらうことが
多い。とても的をついた分析と解説で、私の体験と重なり、うなずくポイントがふんだん。それが例えば70年代に書かれた記事で、現行のものでなくても、色をあせていないのに感動。実際、彼のヨーロッパ人への分析を指南書として使わせていただいております。

例えば、家の構造についての分析。
日本は、ほんとうの意味での私室というものを持たず、家に家族が寄り添って住まうという形態を持つ。この場合、家全体が私的であり、外部の公共とは隔離が成立する。一方、ヨーロッパでは私室というものを持ち、この個室を出た途端に、例えそれがまだ住んでいるアパートの内部の廊下であれ、公共という概念になる。つまり、公共生活がより身近なのである。この公共生活はさらに住んでいるアパートからすんなりと外に出て、街のつくりとなっていく。だからこそ、主要な通りは、皆があつまれる公共の広場に繋がっているし、皆が集うような場所、市役所や中央教会は、オープンな場所であり、垣根はない。唯一あるとすれば、それは街を囲う城壁だろう。そこで、外敵に対しての厳しい態度があるという。

ここまでは要約で、以下、要約できないような強い表現なので原文から引用。

 「市民が家族よりも、公共生活を重視するのは、城壁の外の異質物に対する警戒心と団結心から発していることは明かであろう。逆にいえば、外敵に対する用意から、市民のひとりびとりに対し、公共に生きることの要請がある。社会に対する責任と、自由の制限は、ヨーロッパ市民社会の2つの要件であり、それはまた、市民が個人の自由の無制限の拡大が何を意味するか、その恐ろしさを知っているという意味でもある。」

今私はWGという他人と共同生活を始めたばかり。
ベルリンに長い事いて、こういう体験は始めてなのだが、そういえば、ちょくちょく周りに引越のお知らせをしていて、日本からの友達から、開口一番に、WGはうまくいかないだろうと、一人ではなく、何人かに予測されていたものだ。

彼らもWGの経験や、日本人の友達のWG談を聞いていて
おそらくあまり、ポジティブな印象を持たなかったのでそうアドバイスをしていただいたのである。
でも、このWGネガティブな印象は、西尾さんの分析を頼るなら、おそらく公共についての枠組みの違いではないだろうか。日本人はおそらく、玄関を入ったら、キッチンやお手洗い、共同の部屋まで、私的な空間と考えるだろう。でも、ここでは、自分の部屋のみが私的な空間を許され、あとは公共の感覚なのではないか。そこに思いの行き違いがある。元の原因が分からないと、誤解も生まれ、偏見も生まれやすくなるのではないか。とこの文章を読んで思った次第である。

さぁて。私の私室は、約6帖の部屋。ベルリンで東京一人暮らし生活の気分。
やれやれ、理論でわかっていても、私のWG生活どうなりますやら。

しかし、西尾さんの文章は、強いねぇ。
常に挑発的な彼の発言や、本のタイトルに、脱帽する。
あれだけ勇気をもって、自分が発言したことに対する非難・批評を受けて立つ人はいないだろう。世相をかき混ぜる事によって、鬱憤を喚起させる。いやいや、こんな表現、国語的にあってないと思うのだけれど、なんだかお祭りによって、昔の人が日頃の鬱憤を晴らしていたようなイメージで、カンフル剤のような効用が。奮い立たせる感じで。

彼のブログを読むと
今では、書かなければならないことと、時間との戦いだとか。
常に戦っているその姿勢に敬服。

彼の本をアマゾンで探していたらこんなのもでてきた。
男子、一生の問題
—「毒にも薬にもならぬ人間」に魅力はない

このタイトルですでに喝破した感があって、
この本の彼の書きっぷりを読んでみたくなった次第です。

「男子、一生の問題」
というよりも、
私はどっちかというと、
“「毒にも薬にもならぬ人間」に魅力はない ”
の副題に反応した方です。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)

2007年04月02日

一神教と多神教

ちょうど、アポロ神について、どんな神だったかネットで調べていたら、
こんなHPとぶつかりました。著者については、どなたか詳しくは分からなかったのですが、ちょうど今私がテーマとしている問題について解説いただいているような文章だったので、興味深く読みました。

一神教と多神教についてです。
http://ameblo.jp/renshi/theme3-10000302823.html

全部は、まだまだ読めませんでしたが、
最初のページでうなった点は、


キリスト教を中心とする一神教の時代から
ポスト一神教の時代になってくるのではないかと、
一神教が「母」を排斥してそれを無意識の中にとりこんだ「父」型でであるとし、
あるいは、「父」と「母だが父」という二重の「父」構造に支えられている、いわば精神分裂の状態であるのに対し、ポスト一神教とは、「母」=「父」という差異共存の平和をもたらす対等に釣り合った構造を形成する。
つまり、ポスト一神教とはもはや一神教でははく、多神教的なのである。
この新しい構造に近いのは、一神教の中では共同体をうまく運営するイスラム教、そして元々多神教の信仰があった地域であろう。日本も例外ではない。多神教の構造が蘇るのであるならば、日本で失われた宗教的な精神は復活する。

上は、自分なりのおお、と思った要約です。
この日本で失われた宗教的精神とは、必ずしも今世相になっている国粋的な右系のことではなく、もっと根本的なことだと、それはアニミズム的な傾向、自然に対する信仰心の帰還だと私は解釈しています。だから、ニッポンは、昔の感覚をとりもどせばいいのですよ。昔からあった感覚を。世界にとっても近い存在なのです。あとは、行動力です。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)こいつも。

2007年04月01日

心機一転。WG生活開始。

4月に入り、心機一転。
引越!!タクシーで参りました。段ボール箱が6つと
念願のテレビをもっていって。

4人で住む事に。
一緒に住む一人、オラフ君に挨拶。彼が家のこと、
全体を管理しているようだ。
我々の主夫。

よろしくの、よも言わせず。
カネはー。と言われた。。。

い、いきなり?そ、そのあいさつぅ。
ひどくない?と突っ込みを。

まあまあ。これでも彼、精一杯のwelcomeの挨拶なのよ。
口元が、微笑んでいます。

掛け布団がなかったので、オラフ君に
えっとぉ。なんか足りないのですけれども。
と曖昧に申告するとぉ。

えーもっといるわけー。
との答え。

それでも、俺のところにあったから。。
といって、洗ったという掛け布団カバー付きでわたしてくれる。
洗ったといっても。く、くちゃい。おとこくちゃい。きゃぁ。

こういうの、ベルリンのZikerっていうのよ。
口答えはするが、やってくれるの。

いちいち、言われた言葉にびびってはいけない。

結果オーライだから。

ちょっとぉ、オラフ君。テレビがつかないようだけれども。
見てください。な。

いろいろ見てくれた結果。

えりぃ。電源のケーブル一つたりない。

え!
全然、どこにやったか記憶がなくて、どうしようもない。
使用不可のまま。置かれることに。

そんなんで、WG生活始まりました。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)あっ、私もかぁ。