2010年01月19日

ベルリン在住のアーティストの皆様

ベルリン市からの
ベルリン在住のアーティストへの奨学制度情報です
国籍は関係なし。ただしベルリンに住んでいる方のみです。
2010年の応募要項がどうしてだかまだでていませんが、
いつも2月の半ばが締め切りなので、注意して見ておられたらいいかと思います。

http://www.berlin.de/sen/kultur/foerderung/informationen/maininfo.html#K4  

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2010年01月16日

コレクター Arthur de Ganay

普段は1ヶ月に1回。第二土曜日に自らのコレクションを披露する
ガイドをするというので、申し込んだら、今月は特別に第三土曜日にします。
というので、この日にお友達とお邪魔した。

http://www.collectionarthurdeganay.com/

フランス人がベルリンに引っ越して来て
自分の写真コレクションを持ち、ドイツ語で自ら熱っぽく語る。

本人が建築家だというので、写真のコレクションは
建築に関わる写真、そして巨大作品という決まりがあるようだ。

フランスとドイツは昔から隣同士の歴史があるように
一般的には犬猿の仲という評判がある。

けれどもこのフランスからの青年はドイツに引っ越してもきて、
ドイツ語で自分の情熱を伝えようとしている。
そういうところが両国の歴史を考えると
ドイツ人にとってはポイント高いということになるだろうか。

個人コレクターがみせるベルリンにあるコレクションというのは
ホフマンコレクションや、ボロスコレクションが有名だけれど、
www.sammlung-hoffmann.de
www.sammlung-boros.de

バイトさんの案内人がいて、コレクターさん本人が説明することはない。
だから親近感がちょっと違った。

写真はコレクション部屋の窓から見えた風景
  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0) ベルリンアートシーン

2010年01月15日

Uさん

めずらしくこの人に会いました〜。

Uさん。

ギャラリーの様子を見に、
とあるオープニングにいったら彼がいたのです。

アーティストながら、個人活動ではなく
よく街や区にかけあって、いろいろな人々を巻き込んで
それでまたそんなことは何回もできるはずないのに、
公共の助成金や援助金を割と多数ゲットしてイベント事業を立ち上げていた、
たぶんまだ進行形で、いる人。

昔、ギャラリーをやっていたころに、
1ヶ月に1度は顔をみせていた彼。
なんか用事もないのに、腰を落ち着かせて、しゃべっておった。

社会的な公共事業に興味がある方だったので、
たぶん、私たちのギャラリーもそんなにお金の匂いがしてなかった関係で
寄ってきた人の一人かと。結構ギャラリーのことを好きでいてくれたし、
私たちの関わりのあるアーティストを彼のプロジェクトに入れてもらったこともある。

私はギャラリーを2005年にやめて
それからこのUさんとはその後会う事は少なくなくなり、
最近は全然見ないから、まだ活動をつづけてるかどうか
分からなかったけれども、今日会って、

お互いに

生きてる?
っていうか

生き残ってる?

かどうか確認した。

彼はどうにか生き続けているようだ。

何日がなになにの応募の締め切りだよ。と
自分にプレッシャーをかけるような相変わらずなこと
いっていたし。

全然変わってない。

Uさんに、今自分が抱えているプロジェクトを相談したら
なんか人のつながりや場所のアイディアが出てきそうだ。

今日は他の方のオープニングなので、あまり詳しく説明せず
会場をあとにした。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0) ベルリンアートシーン

2010年01月14日

ス、スポンサーが

ス、スポンサーが現れました。

おなかがすいたら、ケーキぐらいはおごるからって。。
連絡するようにと。。

うぅ〜ん。
食べられることはいいことなんだけれどね。

  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)Art scene

2010年01月13日

ハノーファー、奨学金情報

ハノーファーに住んでいるアーティストの方へ
奨学生情報がでています。
http://www.kunstverein-hannover.de/wir_stipendium.php
  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)Art scene

2010年01月12日

ロシアからの便り-オンエア情報

モスクワよりお知らせがきました。

オープニングの様子がテレビに
しかもロシアに住んでいるアラビア系の方のためのテレビに
オンエアされたとのこと。

http://www.rtarabic.com/news_all_cult/38875/video/

ぜんぜん言っていることや書いてあることがわかりません。。。
世界も広いものだと。。つくづく思います。

  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(2)Yamamoto Masao

2010年01月11日

カーリン・サンダー

ぎりちょんに訪ねた展示。

作家、カーリン・サンダーの展示。テンポラーレ・クンストハレにて。



ベルリンの500人以上のアーティストを動員しての作品展。
彼らに1分から2分程度のオーディオ作品をつくってもらうというもの。

彼女の作品展というよりはキュレーションという形かもしれない。

けれども2006年にも同じような展示をフランクフルトでもしている。

彼女の十八番の作品は人をかたどった小さな彫刻作品なので、
今回の展示はこの壁にだけしるされた番号と名前と
ヘッドホンから伝わる音のみなのだけれど、
なんだか彼女の昔の作品と繋がり、それらが彫刻的な意味合いをもってくる。

数字と名前の組み合わせ
一つ一つがベルリンのアーティストのポートレート的存在だろうか。

オーディオガイドに耳をかたむける、訪問者もそれぞれが美しい彫刻だ。

空間インスタレーションながら
彼女はやはりすぐれた彫刻家だと思った。
  

Posted by Eri Kawamura at 00:01Comments(0) ベルリンアートシーン

2010年01月11日

冷戦時の芸術

「冷戦時の芸術」と題された展示が
ドイツ歴史博物館にて開催されていました。



かなり人が訪れていました。
こんなテーマで日本で展示開催なんてあり得るだろうかと
思ってしまいました。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0) ベルリンアートシーン

2010年01月10日

報道、借金王国

同じ建物に住んでいるスザンネが
ある時、新聞をもってきた。
そこに書いてあるのは、
日本は世界で2番目に経済大国なのに
自国の予算から比べると200%の借金をしているというのだ。

ドイツは70%、アメリカは100%弱。

これってどうなの?
経済大国はそれはその通りだと思うけれど、
借金がこれだけあるって、すごい驚いているのだけれど
といって新聞を持って来たのだ。

返す言葉がなく、新聞を読ませてもらう。

数字は
世界的に重要な批准調査をしている
Standard & Poor's 社のもので、信用がおけるものという。

なにか政府が対策を速急にうたない限り
借金の%は広がるばかりで
2020年には300%になるだろう、
いやそれは5年後に達成できる数字かもしれないと
記者が伝えていた。

日本は返済能力があるのだろうかと
信憑性を失い始めているともしている。

切り取って持って来てくれたその新聞の裏は
たまたまか、新聞社の意図かわからなかったけれど、
JALの破産による危機報道だった。。。
  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)人間について。

2010年01月04日

バーディッシェ・ツァイトング

11月17日の南ドイツの新聞、
バーディッシェ・ツァイトングに
山本昌男展の記事が掲載されました。

http://www.badische-zeitung.de/nachrichten/kultur/ausstellungen/ein-fleck-in-grosser-hoehe

高みにある斑

このようなものは今までに見た事がなかった。ここ、アルバート・バウムガルテンギャラリーにおいてでさえも。それらは壁に付けられた額なしの写真であり、むきだしの状態で時にミニチュアのように小さく、まだら模様をつくる。縁は荒めに切られている。それらは展示されているという感じではなく風になびいてとどまったかのようだ。モチーフからみるとあちこちで撮られた写真である。写真家がここでそれらを一つにまとめ、視野を広げる。

この展覧会の中で唯一の色というのは青色で、その中に雲が浮かんでいる。“自然のなかの移り変わりを眺めるのが好き”という山本昌男氏。雲にむけて語りかけるのだという。この日本人は物事をこの雲のように見つめる。これは“流れる世界”に対する極東的な視点であろう。これはおそらく漠然とした中での想像力を必要とする。これは写真家として業、見せ、捕えるといった私たちが知っているものとは種類を異にする。川の一瞬の流れを停止像にすること、ここにはそれがない。

彼は、写真家としての姿勢としてあるパラドックスを例にして説明している。“積極的受動性”であるという。おそらくこれは、すべての偶然に起こった小さな物事へのある種の覚醒、冷静な注意力であろう。時に写真上に、ただただ小さななにかが写っている。例えば鳥だったり。この鳥はもしかしたらただの単なるしみのようなものかもしれない、あるいは上空を飛ぶ飛行機かもしれない。暗黙の中にわずかながら意味的な重量感がある。それは、投げられた小石が水面につくる輪、そして水面に写る森の暗いシルエットを写した別の大きめの写真のものと変わりがない。それらの重量感というのは我々にも正体がわからないものである。まるで伸びた手の中にあるが、しっかりと掴まれていない鳥の写真のように、写真家が彼のモチーフに固執してないような感覚である。

霧は雲である。
壁にアレンジされ貼られた写真はチョウの薄い標本箱にあるもののようだ。エネルギーあふれる紙々そして少々特別な様子は、この箱の空間にあるようなものだ。暗闇に自らを隠し、光に自身をあずける。小さいもののなかで視線が広がっていく。飛行機から山脈をながめる。雲のつながり、浜辺の波跡。下から急激に上に向かうもの。溶けゆくうっすらとした雲を写真家はとらえる。空間を越えて関連性はつづくようにみえる。どこにそれらがあるのか探すうちに像は消えゆく。

しかしながら物事がそこにあるようにという写真家の強さが再び現れる。偶然のごとく遠目にみえる端に冬の装いの2、3の枝があるのがみえる。驚くべき事に偶然にも、海の中に黒い波の線が引かれており、それと反対にして少し先には光ある白い波が引かれている。ときにそれらは過度に光るものであるが、感性を磨かれた写真家はこの光を計画的に付け加えた訳ではない。濃厚な闇もそうである。あるいはある稀にみるシーン - 裸の女性が暗闇に立ち、手に持っているものは光り輝く真珠のネックレス。あるいはやわらかに暗い富士山の肩にかかる月の輪郭になる。女性のヌードは好奇心を誘うためのオブジェに必ずしもなるというわけではない。ここではヌードということがほとんど分からないのである。そしてこの山は皆が知っているあの山ではない。そしてこの森は?神社の手前にあるくぐり門。明るい中の窪地が再び。これは魔法にかかった霧。あるいは雲といったらいいだろうか。

このような形でのみ、すべてのここにあるものはあり得なかったし、定着することはなかっただろう。まったくめずらしいことだ。とアルバート・バウムガルテン氏。これらの写真の目の前で、多くの人々がこの謎にはまり、頭を抱えている姿をみている。

Badische Zeitung 17.Nov.2009
山本昌男展 Gallery Baumgartenにて Volker Bauenmeister
  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)Yamamoto Masao

2010年01月03日

RTL 好きな番組

昨年の後半は自宅待機が多く、
警備の人や管理人のようにテレビをみることもわりと多かった。

RTLという番組があるのだけれど、
そこで好きなのは「ラハ、レストランテスター」というもの。
以前にもご紹介したのでご存知の方もいるかと。

ミュランの一つ星をとったハンブルクのコックさんが
いけてないレストランを1週間で客が入るレストランに仕立てていくというもの。
そのシリーズが今年の後半に何本かあった。

まず彼がその店のおすすめといわれるものを試食して
まずい、これでは客がこないといってその原因をつきとめていくのだけれど、

以前のシリーズではキッチンの整理整頓がなっておらず、
また掃除もいきとどいてなくてとてもきたなかったり、
時間短縮や経費削減のため、新鮮な食材を出さずに
冷凍食品ものや缶詰めものを出していたり、
コックさんが料理をホビーとしてしか考えてなかったり、
レストランのオーナーが若くみんなになめられていて統制力なかったり、
スペイン料理店というのに、スペイン風の料理はでてこないわ、
内装は太陽の明るさが感じられないようなものやら、というものだった。

割とミシュランのシェフに言わせなくてもいいような
基本的な“おや”というものが多かった。

それをラハさんはすごい情熱でみなを説得したり、
働いている人にもお客さんにも受けられるようにインテリアを変えたりする。

料理がうまいっていわせられるのは、
料理の腕も大事だけれど、キッチンの清潔感とクルーのチームワーク、
料理に合わせた店の雰囲気の3つできまる。
ということが前回までの30回を見ると分かる。
毎回のようにキッチンが汚い!で始まっていた。

去年の新しいシリーズでは
もうすこし違った局面がでてきた。

親子2代で働いているところは、主導権が親から子へ移る時期であって
親の代の経営方針とお客さんの趣向があわなくなってきていて、
客足がとだえてきているのを見抜き、息子の料理の腕の才能を認め
家族ではお互いに遠慮してか真っ向に話し合えなかった世代交代のテーマを
ミシュランシェフが促していくというもの。

腕はいいが、客がこないという田舎のレストランのシェフの問題は、
彼のプライベートにあった。離婚して、再婚し、再婚した奥さんに
先立たれたのだ。しかも離婚した前妻は隣に住んでいる。
彼は他界した奥さんのことを悲嘆にくれて、モチベーションがあがらずにいたのだ。
しかも前妻とは常にケンケンガクガクの喧嘩。これでは気持ちが安定しないと
察したミシュランシェフは前妻と和解を提案し、
また亡き妻への悲しみにくれるのではなく新たな世界を見ていこうというもの。

友人と始めたレストラン経営だったが、
借金をして始めたものの、それが膨らむばかり。
そういった経済的な不安を取り除こうと役所にかけあったりと

ミシュランシェフはほとんど料理のアドバイスはしてない。

ほとんど関係調整係。

周りの気持ちが気持ちが一つになってるかどうか、
安心して料理が作れる環境かどうかが、
おいしいか、おいしくないか、
ゆくゆくはお客がはいる、入らないの分かれ目であると
このシリーズで、ラハさんは示しているように思えた。

その他にRTLで好きな
コーチシリーズとして
実際に借金地獄から脱出を試みるために、
政府関係からも認められているアドバイザーにコーチをしてもらう
「借金からのがれるには」とか

子育てに関して悲鳴をあげている親に
教育アドバイザーのカティアさんがお宅訪問
「スーパーナニー」という番組。

借金地獄からのがれるためには、
今自分がどれだけ借金をしていて、収入がいくらあるかという
あまり知りたくない事実をまず明らかにすることが
重要のよう。結構みんなくさいものには蓋で、ほっておいたものを
見せられて自分たちがまず驚き、カメラの前であわてる。

スーパーナニーの方は、
どうもうちの子が悪いので直してほしいという要望で
各家庭を訪問するカティアさんだが、ヒステリックになるお母さんをなだめ、
結局は子供の世界と大人の世界が違い、
大人の世界では受け取れない信号が子供達にあるとして、
親達にそのメッセージとの付き合いを教えていく。
それから大人の時間と子供の時間をきっちりわけることを教える。

これなんかしつけや親子関係の話がびっしり出ていていつもドラマ。
彼女は既にドイツの家庭100件以上訪ねている。

いつも落ち着き、冷静に分析をして、思考し、対策を練る。
まっすぐの長い黒髪の彼女の姿がいつも天使に見えてくる。

こういう番組が日本で放送されていたらな〜
と思う次第です。
ドラマ仕立てより白熱。
  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)人間について。

2010年01月02日

大晦日のお友達。

大晦日にお友達になったアルマちゃん。



ミッキーのテレビをいっしょに見ようって
ソファーからぜんぜん離してくれんかった。
立ち上がると服を引っ張って引き止めようとする有様。。

分かりましたよ〜。飽きるまでいっしょに見ましょうねぇ。


  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(0)人間について。

2010年01月01日

明けましておめでとうございます!

明けましておめでとうございます。
2010年もどうぞよろしくお願いいたします!!
皆様のご健康とご多幸をお祈りしております。

ベルリンは雪が降っております。
ザーザーという雪かきのおとが外で聞こえます。


ジャンダルマンマルクト広場にて

よいお正月をお迎えください。
  

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2009年12月29日

Kちゃん。

今年最大の恵みは、何と言っても人との出会いだった。
世界陸上しかり、モスクワしかり。

モスクワで出会った通訳のKちゃんは
私と同じ年ぐらいで、私よりもべらべらに日本語をしゃべっていた。
大学時代日本にいたという。

Kちゃんはものすごく出来た人で、
頭もいいが、努力のたまものでここまで
やってきた感じだ。
それにしても私たちが基本的なロシアのことについて
あるいは何回も念をおすように言われた待ち合わせ時間や
その日のスケジュールについても
忘れるごとに質問をするのにぜんぜん嫌な顔をせず、話をしてくれる。

彼女は敬虔なロシア正教の信者で
特に美術館の中にあったイコンを前にしたときや
教会の中に入って図像を説明する時には特に熱がこもっていた。

イコンのキリスト像の首がいつもまっすぐでなくて
右か左に曲がっているのは、周りにつねにつく天使たちと
和を結ぶためだそうである。天使たちの首も同じ方向に
曲がっており、皆が輪をつくって和となすよう。

とか、結構くだらない質問にもまじめに答えてくれた。

ある時レストランでKちゃんがなんでそんなに敬虔な信者なのか分かった。
私と同じぐらいなのに8年間も不二の病と戦っていたというのだ。
彼女は治らないと思っていても神さまにお願いつづけたという。
それに本格的に修道院に通い、心身共に浄めたということである。

ロシアの北の方に修道院だけがある島があるといっていて、
そこにガイドをしながら長期滞在したといっていた。

それでその病が治った!
というのだから神さまに感謝の意を表しても足りないぐらいだという。

そんなKちゃんが、美術館でイコンを目の前にして教会の話をしていた時、
なんかの拍子で、
他人を批判してはいけません。といったの。

なんかその人には訳があるのだから、私たちには見えない訳があるのだから。
他人を批判することなどできないと。

たぶん彼女の私たちに対する謙虚な態度は
こんな信念から来ていたのではないかと
思ったのです。

おそらくKちゃんが訪れただろう
ソロヴェツキイ諸島 の画像をみつけました。
http://ruvr.ru/files/Flash/multi09/september/Solovki_dlya_vseh1.swf

  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(4)人間について。

2009年12月28日

地下鉄にて。

地下鉄にのっていたら
よくあることなのだけれどホームレスの人が乗ってきたの。

彼らは市の社会奉仕課みたいなところが発行する
1ユーロちょっとするホームレス新聞を売り歩いて
生活の足しにするというもの。

たまに、ホームレス新聞も手に入らず、生活の糧がないから
飲みも食いもしていないので、食べ物や飲み物をください。
という訴えがよくある。

おじさんは、やはりその時、
新聞も手にしておず、食べ物が手に入らない状態なので
なんでもいいので口に入るものがあったら、
どうにか恵んでくれないかとうったえていた。

そっと座席に座っていた女の人が親切心をくすぐられ
リンゴを1つ差し出したのだけれど。

すぐさま
5個ね。
って彼がいったの。。。

すごい。ベルリン。
ドイツでは主張しないといろいろな物事が目の前を通り過ぎて行くのだけれど、
そんな主張も通るなんて!

私は頭を振るばかりだよ。

まあ、彼女はすぐに手とリンゴをひっこめていたけれども。
  

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2009年12月24日

サンタが!

昨日、サンタがパーティにきました!
ほほほーって、リンリン鈴をならしながら。


お前達いい子にしてたか?とか言ってきたり、
詩を詠め!などメタぶりをしたサンタ。

プレゼントはいい子にしてなかったので、
IKEAの鉛筆だ!といって袋からすごい撒いて帰って行った
サンタさん。。。

ホストの心遣い!  

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2009年12月23日

ドイツ語ラジオ講座1月号

ドイツ語ラジオ講座1月号
が発売になりました。


ベルリンの美術館付属カフェについての記事が掲載されています。
こちらもどうぞお楽しみに!
  

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2009年12月22日

ポットキャスト、ウラニワサウンズベルリン出演

12月22日に収録があった
ポットキャスト、ウラニワサウンズベルリン
に出演いたしました。

http://uraniwasounds-berlin.com/
このサイトの右からポットキャストのアイコンがあるので
これをiTunesの中に移動していただいたら、自動的に取込まれる事に、

ナビゲータは
羽生和仁さん、宮崎シンタローくん

ベルリンのカルチャー系雑誌を扱う書店につとめる
渡部明子さんと4人のトークです。

2009年のこと、ロシア話など盛り込まれています。
お楽しみに〜!
  

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2009年12月21日

モスクワより。

12月始め
山本さんの展覧会のためモスクワ入りです。

3年間からモスクワで現代写真専門のギャラリーを始めたという
ポベダギャラリー、オーナーのニナさんはロシア美人です。

以前はワイン工場跡でギャラリー空間をもっていたというポベダギャラリー、
今回は引越をしてチョコレート工場跡に移り、そのこけら落としに山本昌男展
を招待いただいたというもの。


チョコレート工場跡といってもまだ動いているところもあり、
警備はきびしく、前もって許可をもらってないと入れない事に。


オープニングはギャラリーからの招待客のみ。
カメラクルーやカメラマンも入っていました。


うってかわって次の日のレクチャーでは、学生さん風の方がいっぱい。
30分のレクチャーと30分の質疑応答。通訳の方がものすごくよく対応していただいて
質疑応答がおわっても質問攻めに。


チョコレート工場跡への玄関からみたモスクワ川。と左にある船と巨人像の彫刻。


モスクワで絶対見ておきたい美術館はプーシキン美術館とトレチャコフ美術館です。
プーシキン美術館は13世紀から現代にいたる膨大な西洋美術絵画をコレクションを所蔵。
トレチャコフ美術館にはロシア美術がぎゅうぎゅうにつまっていました。写真はトレチャコフ美術館。


初日にまずビックリしたのは車の多かったこと。
国際空港から市内まで電車で40分と案内にあり、車が迎えにくるというので
私たちは車で移動。それが、降り始めた雪のためか、スリップ事故なども多く、
市内まで2時間半近くかかることに。。

そういえば、途中でも事故っている車がちらほら。
しかも、市内では車のボディーを突っ込ませてごり押しで道路を横断しなければならないことも。
さすが、運転手さんの腕は、かすり傷もさせない技でした。

 
すばらしい!!地下鉄構内の豪華さ。!!どこの地下鉄もあるていどこのようになっているらしいです。
エスカレータがものすごく下にのびていて戦時中は防空壕の役割を果たしたとか。

 
クレムリン近くの教会。いつも前には写真を撮っている人が。
写真にはないのですが、武器庫はまた一見の価値ありです!

 
赤の広場と左グム百貨店。ちょうどクリスマスのお買い物時期。


オーナーのニナさんはグルジア人の血を引く方。
グルジア料理を最後にごちそうになりました。ウォッカをのめやのめやと。
なにかにつけて乾杯の音頭をとられます。それでグラスをあけることに。そしてまた注がれ。
その繰り返しです。


こちらはロシアの田舎料理屋さんのデザート。マシュマロにチョコレートがかかった
ようなお菓子はソ連時代には並んでまでしても買いにいったものだったとか。
右は人参のジャム。ロシアンティーというのは本当は紅茶にジャムをいれるのではなく
ジャムを食べながらお茶するということらしいです。スプーンですくってそのまま口に。


最後はスーパーなのですが、19世紀に建てられた建物だそう。

建物や美術に関してはロシア帝国の財産というものがひしひしと伝わってくるものでした。

人々の対応などについては、ホテルのフロント係をみているとなんとなく
今のロシア人像が感じられます。
4つ星ホテルだったのですが、少々のことでも上の判断を仰いでいる姿がありました。
一見、仕事上のことなのに不確実で自信がないような様子なのですが、
そうではなくて、自分が全体の仕事の中のどの部分をうけもって、全体にどんな影響を
与えているかという把握とその意識が薄くて、あまりにも自信なさげな対応をするのではないかと。

ドイツ、多くは西側のドイツ人からよく耳にする言葉ですが、Selbstbewusst sein
という言葉があります。
自意識をもっている。とかそういう意味なのですが、
つまり、自分が今なにをやっていて、何を目標にしていて、なにをやっていきたいか
ということがわかっていること。

そんなのがドイツ人とくらべたらロシアの一般の人たちには
少ないのではないかと思いました。
もしかしたら、自意識というのは資本主義からやってきたものかもしれません。
  

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2009年12月11日

モスクワ・ポベダギャラリー

モスクワに出張です。
写真専門ギャラリー、ポベダギャラリーの
新しいギャラリー空間オープンのこけら落としに
山本昌男展が開かれました。
ここは昔チョコレート工場だったところです。
http://pobedagallery.com/







まだ暖かいというー7度の夜に行われたオープニングでした。
展示は12月11日から1月31日まで

初めてのモスクワで、こんな機会がなかったら
こなかったことだったと思います。感謝感謝。
モスクワの建築がすごい。ロシア帝国の面影と
冷戦時代の2大勢力だった形があります。

またこの辺りは報告しますね。  

Posted by Eri Kawamura at 00:00Comments(2)Yamamoto Masao